ABA(応用行動分析)とは、行動の前後関係に注目して、望ましい行動を増やし、困りごとの背景を整理する支援の考え方です。問題行動を叱って抑えるのではなく、行動の理由を見て支援を組み立てるのが特徴です。
どう進めるか
まず「いつ」「どこで」「何が起きたか」を観察し、行動の前のきっかけ、行動そのもの、起きた後の反応を記録します。そのうえで、環境調整や成功しやすい手がかりを入れていきます。
具体例
片付けで泣いてしまう子どもに対して、いきなり「ちゃんと片付けて」と求めるのではなく、「ブロックを箱に3個入れたら終了」「終わったら好きな遊びに移れる」といった見通しと強化を設定するのが ABA 的な進め方です。
誰が使う言葉か
児童指導員、保育士、心理職、保護者支援を行うスタッフが、支援方法を整理する場面で使います。
注意点
ABA は訓練テクニックの名前ではなく、観察と支援設計の枠組みです。子どもの尊厳や生活全体を無視して行うと、本来の目的から外れてしまいます。